以下ネタバレありますのでご注意ください。
キャラクター
頭の固いエリート武将。社会の常識・固定観念といったものに縛られ猫族と女性が大嫌い。曹操に対しては絶対的な忠誠心を持っており曹操のためになることしか考えていない。いつも従兄弟の夏侯淵とともに行動している。
出典:十三支演義 偃月三国伝1・2 for Nintendo Switch
夏侯惇ルート感想
曹操様大好き、女と十三支が大嫌いな夏侯惇です。
夏侯淵とは常にセットで、二人で関羽達のことを毛嫌いしてきます。
戦に十三支の力なんて借りなくても俺たちだけで十分だ!と鍛錬を欠かさない武人です。
戦場で関羽を倒すのは俺だ!と夏侯惇はずっと言っているので、関羽のピンチにはそれを言い訳にして助けてくれたりもします。
そんな夏侯惇は、呂布との戦の際に左目を毒矢で射られてしまいます。
傍にいた関羽が看病をして、手を握り励ましたりするのですが、夏侯惇は毒で朦朧としているため関羽だと気が付いていません。
自分が看病したと知ったら嫌がると思い、関羽は夏侯惇に正体を明かさずに、こっそり曹操の陣地に帰します。
夏侯惇と言えばやっぱりこの左目を失うエピソードは欠かせませんよね。
夏侯惇√にとっても大事なエピソードです。
眼帯姿かっこいいよ!
このあたりから、二人の距離が近づいてきました。
夏侯惇のツンデレも発揮されてました。
そんな中、猫族が曹操の暗殺を企んでいると夏侯淵が報告して、討伐命令が出てしまいます。
夏侯惇と夏侯淵が猫族の集落を襲いにきますが、曹操の暗殺なんて知らないという関羽の言葉を聞いた夏侯惇は、曹操様の前で潔白を証明しろと言い剣を納めます。
結果、曹操暗殺を企んでいる書簡は偽物でした。
その日の夜、夏侯惇は関羽達の力を認めてくれ、打倒関羽の一心で修業を重ねたお陰で強くなれたとお礼を言われました。
しかも対等な存在に十三支という蔑称で呼びたくないと、関羽を名前で呼んでくれることになりました!
夏侯惇の成長を感じます!
それにしても、尻尾生えてないけど尾っぽ族と名付けちゃう夏侯惇、急に可愛いかよw
ここから二人は共に策を練り、共に戦い、信頼し合える関係になります。
夏侯惇は関羽が女だと言うことは意識してないのか、寝る前の関羽を訪ねてきてと思ったら寝台に座ったりして、無防備な女の子みたいなことしちゃいます。
しかも関羽が寝てる寝台で寝ちゃって、朝起きたら関羽が抱き枕代わりにされちゃってて…夏侯惇、普段抱き枕派なの?可愛いかよw(二回目)
一度認めた相手には、こんなにも心開いちゃうんですね。
関羽が視界に入れば機嫌よさそうだし、笑顔なことを関羽が指摘すればお前がいればこれからいくらだって笑った顔が見れるとめっちゃデレてきます!無自覚に口説いてきてます!
夏侯惇が戦う理由は、平和のためでした。
平和のためなら何があっても曹操についていくと言います。
戦を嫌いながらも平和のために辛い戦に身を投じている夏侯惇をなんて不器用で優しいのだろうと関羽は思います。
あんた、かっこいい男だよ…。
そんな夏侯惇には気になる女性がいるようで…それは左目を射られたときに看病してくれた女の人=関羽でした。
もどかしい…!もう、関羽の代わりに「それ関羽のことだよ!」って言ってあげたくなりますw
袁紹軍との戦いの最中、劉備が袁紹の元にいることを知った関羽は、曹操に頼んで軍を抜け劉備を迎えに行くことになります。
こんなに夏侯惇と信頼し合える関係になったのに、曹操軍を抜けることになるなんて…絶対次会うときは敵同士じゃんんんんん泣(胸熱)
一人で劉備を迎えに行く関羽を襲ってきたのは、ずっと十三支のことを認められないと言っていた夏侯淵でした。
曹操暗殺の証拠をでっちあげたのも夏侯淵でした。
全てを聞いていた夏侯惇は、身内の不始末は自分の手でつけるといい、自分の半身でもある夏侯淵を斬ります。
常に二人セットで互いが半身である存在の二人が、こんな形で道を違えることになってしまい、夏侯淵を斬る夏侯惇の気持ちを考えると胸が痛くなります。
「―夏侯淵。俺の片割れよ。先に逝って待ってるがいい。恨み言はあの世で聞こう。」の言葉に涙が出ます。
BADENDは看病してくれた女性が関羽だと気付いた夏侯惇が、とどめを刺せていなかった夏侯淵に後ろから刺されてしまいます。
「あの時は、助けてくれてありがとう」という夏侯惇の最期の言葉を聞き、夏侯惇の口からほほ笑みながらこの言葉を言ってほしかったと関羽は思います。
関羽が打ち明けていなかったことが、BADENDでこんな展開になるなんて…切なかったです。
別れ際の夏侯惇の苦しそうな顔が忘れられない関羽ですが、戦の前日に夏侯惇に出会います。
体の左半分に痛みがあり苦しそうな夏侯惇は夏侯淵を失った喪失感で幻痛を感じているそうです。関羽と離れ離れになって胸が痛んでるのかと思った。痛がり過ぎじゃない?とか思ってごめん。
そんな状態のまま、次の日二人は敵として戦います。やっぱりそうなりますよね。
二人はお互い動きや心が手に取るようにわかっています。この敵同士なのに心が通じ合ってる感がいいですね~~。
そこへ趙雲が曹操に降伏して曹操軍に下ったことで、二人は敵同士ではなくなりました。
劉備の無事も確認して、敵から味方になった二人は袁紹を討ちに行きます。
心から信頼しあっている二人は無敵です。無事顔良と文醜を倒すことが出来ました。
関係ないけど、武を重ねるって言葉何回も出てきて、なんかえっちに聞こえた←
夏侯惇の幻痛がぶり返し、関羽が手を握って以前看病したときと同じ言葉を言ったことで、あの時の女性だったと夏侯惇は気付きます。
夏侯惇はあの時の女性はなんとなく関羽だと気付いていたし、関羽だったらいいなと思っていたそうです。
「お前が好きだ、お前は俺のことをどう思っている?」
「俺への気持ちを答えられるようになるまで愛を囁き続けてやる。」
「自分の正直な気持ちを言って、何が恥ずかしい?」
怒涛の甘いセリフ責めがたまりません…!
最後「あなたが生きるなら、わたしは生きる。多分…きっと、その逆も然り。この命、尽き果てるまであなたと共に」 という関羽のセリフが好きです。
関羽は夏侯惇が背中を預けることができる唯一の武将で唯一の女性、お互いが剣となり盾となる、支え合う二人の関係が素敵でした。
次は張遼√です!メリバ気味と聞いたのですが…わくわくです。