以下、ネタバレ含みますのでご注意ください。
キャラクター
最強の武将呂布に仕え、執事兼武将をこなしている。とても物腰が柔らかくどんな時でも常にニコニコと微笑を絶やさない。しかし、人を殺すことを何とも思っておらず呂布の命令であればどんな人間でも、微笑をたたえながら斬る事が出来る。
出典:十三支演義 偃月三国伝1・2 for Nintendo Switch
感想
猫族のことを差別しない、物腰柔らかいちょっと不思議ちゃんみたいなお兄さん・張遼です。
敵側で現れればとっても強いし、突然現れ突然消えるような彼です。
張遼は「私はいつでも貴女の味方ですから」と何度も言ったり色々親切にしてくれるのですが、すべて呂布の命令だから動いていて、とにかく呂布ファースト。
それは戦のときも同じで、呂布の命令なら関羽達に手をかけることにも従うと言います。
しかし、関羽と一緒にいると不思議と穏やかな気持ちになれる張遼。
段々と関羽のことを心配したり気にかけたり、呂布の命令ではない張遼自身で考えた行動も増えていきます。
それでも戦でためらいもなく人を斬れる張遼のアンバランスさが、彼が何者なのかという謎を深めます。
張遼は関羽の傍で「人間らしさ」について勉強させてくれと頼み、関羽と一緒に過ごす時間が増えます。
関羽や猫族のみんなと一緒に過ごす内に少しずつ人間らしさについてわかってきて、関羽は大切な人なんだという気持ちに気が付く張遼。
関羽も同じように張遼のことが好きになり、平和になったら二人で穏やかに暮らしたいと願うようになりました。
関羽ちゃん…フラグ立てちゃったよw
嫌な予感は当たり、袁紹軍に攻められて張遼が矢で狙われてるところを、関羽が身を挺して助けます。
張遼は負傷した関羽を守り、自らもその身に矢を受けながらその場から逃げ出します。
今までだったら何もせずに諦めていたのに、関羽のお陰で変わることが出来た張遼は大切な人のために命をかけます。
守りたいと思える特別な人が自分にできるのだろうか、自分のことを大切に思ってくれる人は本当に現れるのだろうかと悩んでいた張遼が…!胸熱です!
関羽が目を覚まし張遼の元に行くと、いつもの張遼と様子が違う…話がかみ合わないし、なんだか出会った頃のような態度…。
実は、呂布は不老不死の仙女で、張遼は呂布の仙術で作られた土人形だったのです。
呂布も張遼も、個別ルートに入ると途端に人間でない空気をバンバン匂わせていましたが、案の定でしたね。
そして以前の張遼は呂布の部屋の片隅にいました…張遼ーー!!!
ボロボロの姿になっていて、こんな姿になるまで関羽のことを守っていたのだと思うと…うぅっ。泣
そしてボロボロの姿のまま、またもや関羽のことを守ってくれます。
2人の力を合わせて呂布を倒しますが、彼女の仙術が解けてしまい、張遼は元の土に戻ってしまいます。
ここの涙を流しながら「最期に私は人になれたのでしょうか」と言い、土に戻りかける張遼のスチルが泣けました…。
そして関羽は、呂布の桃源鏡(この鏡の前で誓いの口づけをすれば、魂の契約となり寿命の半分を分け与えられる)を使って張遼を生き長らえさせることにしました。
寿命は半分になってしまったけど、大切な大好きな人とずっと一緒に幸せに暮らせる幸せを取った関羽。
言葉の通り命尽きるその時まで、2人は一緒に生きていくことができます。
バッドエンドでは張遼を生き返らせることが出来ず、かつて張遼だった砂が入ったお守りを胸に関羽は生きていくのですが、このバッドエンドを見ると、果たして寿命が縮まらなかったことは本当に良かったことなのか…トゥルーエンドで寿命という大事なものを失って得たものは、その何倍も大切なものだったのだなと思ったエンディングでした。
張遼√は心を持たない人形が人間の心を持ち恋をするという、めちゃくちゃエモい展開でした!
どんどん人間らしくなる張遼がとっても良かったです。
あと、呂布や張飛のモノマネをする張遼がシュールで爆笑でしたw
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