キャラクター
教会や養護施設を回って子供たちに授業を行う訪問教師。
主人公が暮らす施設にも度々訪れている。几帳面で人当たりがよいが、正義感が強い一面も。
病気の妹がいて、よく病院を訪ねている。神を信奉しており、子供たちは賜りものだと特に大切に扱っている。
年齢:22歳
職業:教師
出典:終遠のヴィルシュ -EpiC:lycoris-公式サイト
感想
※ネタバレ注意※
リュカが死刑執行人だとセレスにバレたところから始まります。
リュカの家に保護…いや監禁だな?鉄格子に入れられたセレスは、その夜とある夢を見ます。
8年前のある日の夢。
それは少年のリュカと幼いナディアが家を出て、エクソシスト教団と出会う日でした。
セレスが路地裏に入り2人に出会うことで、リュカがエクソシスト教団と出会わなかった世界線。
体調が悪いナディアを看病させるために、2人はセレスが暮らす施設へ行くことになります。
しかしですね…リュカかわえぇ〜〜〜〜〜♡♡♡
八重歯の可愛さ倍増してるし、くしゃみですら可愛い♡♡♡
幼少ナディアのビジュが出てこなかったのが残念すぎます😭
リュカに「頑張ってえらい」と頭を撫でて褒めてあげたり、一緒にナディアのために花冠を作ってあげたり、そしてお別れの時にはリュカが花の指輪をくれたり…
全部夢の中じゃなくて、現実のリュカとセレスに経験してほしいことでしたね…
ひとりで頑張りすぎたらダメ、苦しい時は苦しい・嫌なことは嫌だと言わないとダメ…このセレスの言葉も現実世界のリュカに言ってあげたい😂
どうやら2人とも同じ夢を見ているようなのですが、起きた時には内容を覚えていないようです。
しかし、ふと夢の中の言葉が頭の中に浮かんできたりして、それが後々リュカの行動の変化に繋がってくるのが良かったです。
そしてこれ、リュカ√クリアした後に気付いたんですが、まだ寿命が18歳だったときに2人がこうやって出会っていた…っていうことだったんですね!記憶の残滓…幸福の残滓…ね!!
私最初ただ2人が同じ夢を見ていただけなんだと思ってて…なるほどねー!ってなりました!!
もー全然分かってなかった私のアホ!!😂😂
ある日、マルシェに買い物に行った2人は、ナディアの車椅子を開発しているダハトに出会います。
ナディアが自力で頑張り世界を広げるための車椅子を贈りたいと言うダハトに衝撃を受けたリュカは、ダハトに感謝し彼の見方を変えていきます。
そしてナディアが病院で車椅子をこいでセレスとリュカの元へ行く姿は…尊さと感動で涙が出ます(´;ω;`)
(この時間が…もっと早く、長く──先生が殺人鬼に至る前に、紡がれればよかったのに)
本当それな…………
そんなダハトが浄化対象になってしまい動揺するリュカ。
セレスは反対して説得を試みますが、リュカはハルバードを持って家を出て行ってしまいます。
ナディアとセレスと抱き合った時のような幸せを自らの手で摘み取ってしまうのか…
そんな葛藤を抱えながらリュカはダハトに斬りかかろうとしますが、セレス(夢)の「嫌なことは嫌だって、言わないとだめですよ…?」という言葉と、説得してきたセレス(現実)が言っていた言葉が脳裏で重なり、結局ダハトを殺すことはできませんでした。
嫌だ、人を殺すのは苦しい、セレスやナディアと過ごした穏やかで温かい時に帰りたいと、やっと自分の気持ちを吐き出すことが出来たリュカ。
そんな彼を見たセレスはリュカへの愛を再確認します。
「何度あなたのことを嫌い失望しても、放っておけない。今からでも、光あるほうに連れ戻したいと願ってしまう。この感情が、【愛】でなければ。なんというのでしょう……?」
「1人で頑張らなくていい。悲しい、苦しいと、零していい。その気持ち全部を、あなたの『頑張らなくていい』に救われた私が、受け止めるから──。」
まるで聖母のようだよ、セレス。
しかし、ここで黙っていないのがあいつです。
そう、カプシーヌです。
新たな浄化リスト(100人越え)を渡してきたり、リュカの発作が起きても「ちょうどいい」と言ってきたり、薬を大量に使ってリュカを洗脳状態にしたり…
こいつだけは絶対に許しません!(n回目)
洗脳されて自我が薄れていく中でも、セレスの言葉だけは忘れないとギリギリまで抗おうとするリュカの姿がまた悲しいです。
正気では無いリュカ先生を見るのは辛い…。
洗脳状態で意識朦朧としててもセレスに会いたがってる…こんなん泣くやん……。
《贖罪の章》
リュカの手を握りセレスが語りかけます。
「もう頑張らなくていい」
「どうしても頑張らなくてはいけないというのなら、一緒に頑張りましょう」
「先生はもう、一人じゃありません。」
手の温もりと共にセレスの声がリュカに届き、リュカは夢で見た【初めての希望】はセレスであったことに気が付きます。
2人の愛が、リュカを正気に戻します。
ナディアとも合流し、みんなで家族になる約束✨良いシーンだ…😭✨
リュカの寿命が迫る中、カプシーヌの画策で死刑執行人リライバー達が研究区を襲っていました。
リュカは限界を迎えそうな体でカプシーヌの元へ向かいます。
ナディアもセレスも本当は行かせたくありませんでしたが、リュカは2人のためにと最後にセレスにキスを残して行ってしまいます。
リュカは最後まで自分のためではなく、家族のために命をかけるんですね…。
満身創痍で戦うリュカ。
ここでナディアのリライバーが出てきた瞬間、私は天を仰ぎましたよ😇
更にナディアのことをまだ妻だとのたまうカプシーヌに何度目か分からない殺意を抱きました😇
リュカがとうとう偽物死刑執行人に斬られるか…!?という間一髪のところで、セレスがアンクゥに貰った銃を使い助けてくれました。
偽物死刑執行人とカプシーヌを倒す2人。
「これは──私が!彼女と共に自分で選んだ運命(罪)だ……!!」
共にね…選んだんだよね…泣
最後まで頑張りすぎてしまったリュカは、その場で力尽きようとしていました。
セレスとリュカ、共に過ごせる時間はあと数分もない。
共に生きたい愛し合いたいと、最期にして願いを同じくした2人。
「君と一秒でも長く 共に生きられる運命を──切望する」
自分の願望をリュカ先生が口に出来たのは間違いなくセレスのお陰ですね。
数ヶ月経ち、エクソシスト教団は解体、リュカは指名手配されていました。
計画を延期したダハトが、 出来上がった車椅子をプルースト家に置いていき、宝物(友)との永遠の別れをした場面では、別方向から心臓をナイフで抉られた思いでした…。
ここの2人もハチャメチャに尊いですよね…泣泣
事件後シアンの助けもあり、リュカ・セレス・ナディアは洞窟で3人で暮らしていたようでした。
あ、リュカ生きてたんだ…!と喜んだのも束の間…呼吸は既にない、私とナディアに看取られて旅立った。の文を読んだ瞬間「そんな!!」って叫んじゃいました(´;ω;`)
唯一の救いは、3人で穏やかに暮らせたこと、リュカが笑顔で幸せそうな様子で最期を迎えられたことでしょうか…(´;ω;`)
リュカは2人に家族になってくれたことの感謝と愛を伝え、セレスは花の指輪をリュカに贈ります。
あぁ…ここで花の指輪はずるい…余計に涙が出る…。
「君の左手の薬指に、指輪を嵌めたかった男がいたということを、どうか…忘れないで」
「愚かな人生を歩んできた私ですが、
君と出会い、君を愛した運命だけは、誇ることかできる。」
「私と出会ってくれて、ありがとうございます──旦那様。
私の生涯の愛は、すべてあなたのものです。」
ここの会話がとても好きで、泣きながら何回も読んじゃいました😭😭✨
「本当は生きて君の名を何度だって呼びたかった。死にたく、ないなぁ」
愛と未練の言葉を残し、リュカは息を引き取りました。
その後洞窟内の地底湖に水葬されたのですが、やはりリュカは罪が大きすぎてどこか物悲しい最期になってしまうのですね…。
ほんの数ヶ月だけの家族3人で過ごす幸せな時間…
来世は必ず…幸せになって😭😭
【贖罪の章BAD】
斬って斬られて、殺して殺されかけて。
リュカはカプシーヌを殺して、そのまま立ったまま死んでしまいました。まるで弁慶や。
《殺戮の章》
リュカが通信で流れたシアンの声を聞いた途端、殺意剥き出しモードになってしまいます。
さらにカプシーヌの実験施設にある『人形』やその『パーツ』を見てしまい狂ったリュカは、偽物死刑執行人や他のエクソシスト教団の信徒達を次々と殺していきました。
殺戮ってやっぱりそういう意味ですか(´;ω;`)
カプシーヌだけは誰も助けてくれないのちょっとざまぁwwww
「最も罪深い罪人は お前と、私だ」とリュカは自分の罪も十二分に理解しているところが辛い…
これ以上リュカが罪を重ねる姿を見ていられなかったセレスはアンクゥから貰った銃で彼を撃ちます。
最後の二人の時間。
リュカは自分が何をしていたのかも、もうすぐ死ぬことすら分かっていない状況です。
セレスは彼が自分を責めないように小さな嘘をつき、同時に最後のお別れの言葉も言えません…。
夫婦としての証の花の指輪を贈らせて、死ぬまでの間私たちと家族になってほしい…
贖罪の章ENDを彷彿とさせるリュカの願いに涙が…(´;ω;`)
そんな希望を胸にリュカは息を引き取ります。
【殺戮の章BAD】
リュカVSイヴ・アドルフ、アドルフが殺されるかと思ったその時、自力で車椅子でかけつけたナディアの声が聞こえてきました。
動きが止まったその隙にイヴとアドルフがトドメを刺します。
ナディアにリュカ殺しの手伝いをさせてしまったと責めるセレス。
ナディアと共に絶望を味わいます。
一週間後、兄の喪失に生きる気力を失ったナディアは後を追うように亡くなってしまいました。
残されたセレスは二人のお墓を手入れするために、絶望を抱えながら23の寿命を全うするまで生きようと、花で作った冠と指輪をお墓へ捧げます。
後味悪い兄妹の最期でした…泣
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
『花の指輪』が二人の愛と平和の証として何度も出てきて、登場する度に涙を流していました…
そしてどうしても逃れられないリュカの寿命…
リュカの罪の重さもあり、容赦ない感もありましたね。さすが終ヴィルです。
しかし、短くて儚いけれど家族として過ごす幸せが確かにありました。
来世でまた家族として幸せになりましょうね、リュカさん。
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