桃嘉は珠沙が幼い頃からずっと傍で見守っていた天狗の神様です。
昔から不運を引き付ける体質だった珠沙に惹かれとり憑いた、自他共に認める珠沙のストーカーw
とにかく珠沙のことが大好きです。
珠沙がこれまで神隠しにあっていたのは、桃嘉が計画したことでした。
父親への想いで狂ってしまった母親に影響されて珠沙の人生も狂ってきたため、人生を終えた者たちから人生の大切さを珠沙が知る機会を作ろうとしたのです。
妖編では、神社の神主にお祓いされて計画が台無しになったため神隠しは起こりませんでした。
桃嘉は今までは姿も見せずこっそりと珠沙のことを見守っているだけでしたが、直接話せるようになって一緒に過ごしていると、天狗としてではなく桃嘉として力になり支えたいと思うようになります。
そしてますます深まる愛。
彼女からの愛情が欲しいわけじゃないと以前は思っていたのに、どんどん欲が生まれてきてしまいます。
桃嘉の姿が子供なので騙されそうになりますが、誰よりも愛が重いキャラクターですよね。
そんな桃嘉が珠沙に心を奪われたのは13年前、珠沙が4歳の頃です。
桃嘉は天狗の一族の中でも高貴な位なのですが、凶事を与える神故に人々から恨まれたり軽んじられていてうんざりしていました。
自暴自棄になっていたときに出会った珠沙は、与えた凶事に持ち前の前向きさで乗り越えていき神様のお陰で強くなれたと感謝をしていました。
そんな姿に元気をもらって珠沙が心の拠り所となり、いつしか特別な存在となっていたのです。
そして桃嘉が子供の姿なのも理由がありました。
実は珠沙が5歳の頃、死神に魂を狙われ死にかけたそうなのです。
珠沙の魂を守るために桃嘉が死神に頼み込み、その対価として桃嘉の力を分け与えて子供の姿になってしまいました。
珠沙が己で悪魔に立ち向かえる17歳までに心を強く成長させる奥の手が神隠しだったんですね。
死神は悪魔に魅入られた魂を救済するために魂を狩っているという設定が意外でした。
ここで魅ナミに魂を狙われている話が絡んでくるのか~と思うと楽しかったです。
珠沙を悪魔から守るための力を残してくれるなんて、死神結構優しいキャラでした。
そのことを知った珠沙は、桃嘉に力を返してもらうために幸麿と孤春の力を借りて死神を召喚します。
・神エンド
死神から桃嘉の力が返されます。
桃嘉の大人の姿、かっこいい!!声も変わるし、中の人同じだっていうのが不思議な感じw天ちゃんすごいー!
桃嘉は珠沙から想いを返してくれたら、珠沙と同じ時を過ごすと決めていました。
翌日から桃嘉の姿は見えなくなりましたが、珠沙が九十九神社で参拝してると、後ろから人間になった桃嘉から声をかけられバックハグ!
髪短くなってる!かっこいい!!
「私だけの愛おしい人。今日からは、陰ながら見守るのではなくこうして腕の中で守ります」
悪夢に悩む日々ですが、桃嘉がいれば怖くありません。
・天エンド
まだ珠沙の心は十分に強く成長していないと言われ魂を狩られそうになりますが、幸麿と孤春が庇ってくれました。
今後の成長を約束し、死神がこれからもみんなの姿が見えるようにしてくれます。
三人とわいわい賑やかに仲良く過ごすEND。
隠し√だったからかストーリー短めでしたね。
子供の姿、大人の姿、神様の姿、人間の姿…色々楽しめて可愛いキャラでした。
その可愛さからは想像できない激重愛情…♡
ストーカーされたり神隠しされたりした桃嘉でしたが、誰よりも深く重い愛を楽しむことができました。